Webデザイナーの平均年収の参考にさせて頂いたデータは転職サイトDODA(デューダ)の「平均年収ランキング2014 職種別 Webデザイナーの平均年収 」「平均年収ランキング2015 職種別 Webデザイナーの平均年収 」「平均年収ランキング2016 職種別 Webデザイナーの平均年収 」のデータを参考に記事を書かせて頂きました。
インハウスWebデザイナーの場合
Webデザイナーの平均年収
転職サイトのDODA(デューダ)の記事の「平均年収ランキング2016 職種別 Webデザイナーの平均年収 」を見ると平均年収は344万です。「平均年収ランキング2014 職種別 Webデザイナーの平均年収 」では、平均年収は330万だったので、2年間で平均年収が14万アップしています。性別で平均年収を見てみると男性は371万円、女性は322万です。
Webディレクターの平均年収
Webディレクターにキャリアアップした場合は、Webディレクターの平均年収が451万円。2014年のデータでは475万円だったのが、この2年間で平均年収が24万円ダウンです。性別で平均年収を見てみると男性は477万円、女性は404万です。
フリーランスのWebデザイナーの場合
フリーランスのWebデザイナーの場合は実力次第ですが1000万超えは可能です。しかし1人でWeb制作を受けるビジネスモデルの場合は経験上、年間売上1000万位で物理的に限界値になりました。僕の周りの【生き残り続けているWebデザイナー】の方は年間売上600万円~年間売上1000万くらいという所です。
フリーランスの場合の収入アップしていく場合も、ステージを上げていく必要があります。ステージを4つに分けると下記ステージがあります。
【ステージ1】孫請け案件
広告代理店から仕事を受けいてるWeb制作会社の仕事を、業務委託のWebデザイナーとして案件を受けるポジションが孫請けになります。そして、たいてい業務委託で案件を頂くWeb制作会社の名刺を用意して頂き、Web制作会社のスタッフとして活動する事が多かったです。多い時には10社分Webデザイナーとしての名刺を持っていました。
単価的には、エンドクライアントからの受注金額から広告代理店とWeb制作会社の売り上げ分を差し引くので、末端のWebデザイナーは大分低単価となります。このポジションだと365日フル稼働でも年間売上300万円~400万程度で仕事量は一杯になります。
正直、孫請けのフリーランサーになるなら、インハウスWebデザイナーの方が安定的に確実に稼げます。
【ステージ2】下請け案件
確実に下請けポジションになるには、広告代理店・システム会社さん・Webマーケティング会社に営業をして業務委託契約をするのが一番固いです。広告代理店と業務委託になる事で、広告代理店の下請けをしているWeb制作会社と同じ立ち位置になります。制作会社よりかはフリーランサーは個人事業主なので単価は下がりますが、個人事業主としては稼ぎは多い部類に入ってきます。しっかり仕事をすれば安定的にお仕事を頂けます。
特にシステム会社さんの場合は、自社にインハウスWebデザイナーの抱えていない会社も多いので以外と穴場です。複数のシステム会社のWebデザイナーとして業務委託契約をすると収益は安定してきます。
このポジションになると年間売上が600万〜800万を超えてきます。
【ステージ3】法人化してから直受け案件
直受けになると単価は大きくなってきます。一人社長制作会社の場合でも年商は1000万を超えてきます。
直受け案件を受注するには下記4つの方法が固いです。
- Web制作案件を行わないSEO会社さんに営業を掛けて業務委託契約を結ぶ
- 自社サイトでSEOを駆使して上位表示させてる
- 過去のお客様からのご紹介
- 会員制のビジネスコミュニティーでお客様をご紹介
僕自身も上記方法で直案件を受注していました。今は3番のみで回っている状態なので営業いらずです。
【ステージ4】ビジネスモデルを構築した場合
個人でもビジネスモデルを構築し、OEMでビジネスチームを作る事で一気に収益は跳ね上がります。例えばリストオーナー(メルマガ等の見込み客リストを沢山持っている人)やインフルエンサー(ネット上で影響力のある人)の方々と、自身のWordpress等のオリジナルのテンプレートを、プロモーションをかけて販売する事で、単月で300万〜2000万位は売り上げを上げる事も可能です。それ以外でも僕の周りにはサイトアフィリエイトで月500万〜2000万稼いでいる方々もおります。自分のビジネスモデルの構築の仕方次第で収益は正に労働収益とかではなく、ビジネスモデルが稼いでくれるので一気に世界が広がっていきます。
最後に
Webデザイナーの仕事をインハウスデザイナーの年収で考えてしまうと、息詰まってしまうかもしれません。正直僕がWeb制作会社のインンハウスデザイナーを続けていて、ハードな労働環境に身を置き続けていたら続けていく自信を失うかもしれません。
だからこそ、自分でキャリアプランをしっかり考えイメージし「自分がどういうライフルタイルを過ごしたいか?」「Webデザイナーの仕事を通して自身の未来をどういう未来にしかいのか?」という事を常に問い掛ける事が非常に重要になってきます。
インハウスデザイナーで安定した収益でキャリアアップするもよし、WebディレクターやWebプロデューサーを目指し、Web制作の一流を目指すもよし、Webマーケティングを駆使しサイト単体ではなくインターネット上でのWeb戦略を提案できるレベルの、Webマーケティングのプロとして極めて行くもよし、フリーランスになってパソコン片手に満員電車から解放された世界で自由に生きるものよし。インターネット上に自身のサイトをリリースしビジネスをしていくもよし。自分の想像次第でWebデザイナーはとても夢が広がる職業の一つだと経験上感じています。